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倉敷で今、「浦辺鎮太郎の仕事展」やってまして、10月末と今日、シンポジウムに伺いました。

私20代の頃、浦辺設計で修行してたんです。それが身についたんだかどうだかさっぱり分かりません。しかしともかく浦辺に憧れて、ゼネコンやめて無理矢理門を叩いたと言う経緯があります。

写真は夜のアイビースクエア。蔦が絡まる四角い中庭です。名前のままですね。

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この写真もアイビースクエアの一角ですが、倉敷ってこうなんですよ。

つまり、蔵の白と黒が連なる街並みに、赤レンガ又は、赤い屋根が彩っている。この美しさが昭和初期からその後の倉敷の力強さを作っている感じがします。浦辺先生の作品群も後期には赤いレンガを使ったアーチの建物が出てきます。その始まりがこのアイビースクエアですね。

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アイビースクエア早朝。蔦が美しい影を作ってます。私が子供時代からこの中庭は全く変わって無いですが。実際には大ホール増築、客室、大浴場リニューアルが成されてます。そしてこちらで展示されてるのが、浦辺先生の作品群の模型。

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全国の大学の建築研究室が参加して木で作った模型が展示されています。約20点とか言ってたかな。この写真はアイビースクエア東門から見た姿ですね。凄い。当時の古ーい青焼きの図面を学生さんたちがまず模型用の図面におこし直して、一つずつパーツをピンセットでつけていった。時間も掛かったと思います。本当に丁寧に作られています。

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考古学館本館とその増築です。

このなまこ壁。うわーこれは大変。よくぞ根気強く貼って頂いて。浦辺先生の初期の代表作になります。右の増築ですね。屋根浮いてますからね。蔵かと思えばそうでも無いし、不思議なことに倉敷格子も付いている。面白いと言うのかチカラ強いと言うのか。男性の建築家の先生方は大好きみたいです。

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これがその実際の考古学館です。写真下手ですみませんー。なまこ、平板瓦、コンクリートですね。

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倉敷市庁舎。みたいな田舎モンが浦辺先生の好きな作品はって聞かれて、出すのはこっちなんですよね。初期の考古学館とか国際ホテル、大原美術館分館なんかももちろん浦辺先生らしくて好きですが、ごめんなさい、やっぱりアイビースクエア以降の欧風アーチと赤レンガと赤瓦。純粋に田舎育ちの女子の心に、素直に素敵だなーと響きます。

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駐車場降りるとこう言うアプローチです。このアーチこそ倉敷デザインっていう気がしてるんですよ。その上他ではこのデザインが繰り返されることは無いですが、倉敷の場合、駅降りてから何度も出会うアーチによって、まるで倉敷のためのオリジナルデザインのように思えるんですよね。

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倉敷国際ホテルです。まさに浦辺作品ていう感じです。エントランスロビー入って右どーんと抜けてます。そりゃ今でこそホテルはどこもアトリウムロビーですが、この当時1960年代ですからね。特筆すべきは私は内部の空間とそのインテリア性と思います。とにかく中が好きです。

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はいこれです。付け庇がコンクリート打ちっぱなしになってるんですよ。この時代60年代って言ったらコンクリート打ちっぱなしのモダニズム建築がほとんどと思いますが、浦辺の国際ホテルなんかは属するジャンルが無いように思います。浦辺は浦辺だけの土着デザイン。

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そして大原美術館本館。こちら浦辺の上司、薬師寺主計の設計になります。上司と部下、師匠と弟子?二代にわたってまちづくりを進めていた事がわかります。そして現在浦辺設計三代目社長西村さんも倉敷の仕事に貢献されているわけです。亡くなられてもずっと意思が引き継がれているんですね。

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そして大原美術館本館分館。裏から見たところです。とこんな感じですが、眠くなったのでそろそろ終了。浦辺設計の皆様、素晴らしい催しの実現おめでといございます。お招きいただき心より感謝いたします。私も良い歳になってきたし、故郷に貢献する仕事したいなあ。と心から思いました。