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今日は6か月点検
田上のお宅も引き渡して6か月になります。今日は点検です。非常に大事に使っていただいてて、うれしいです!
ご主人は、陶芸作家さんで、たくさんの作品がさりげなく。
デッキは深い軒が掛ってまして、軒下がとっても雰囲気あります。梅雨でも窓全開が怖くないです。
デッキは、イペっていう非常に硬い木で、厚みも幅も広め。そして隙間の開け方も絶妙に良かったとおっしゃってました。1・2階とも軒が深いので、外壁に使ったレッドシダーの痛みもなく、外壁のモルタルも全くひびなど無かったです。
やっぱり思うけど、絶対外壁のモルタルって強いです。工事的には工期も手間も非常にかかるので敬遠しがちですけど、木摺下地にダブルラス。軽量モルタルっていうのは絶対いいと思います。モルタルの持ってる石灰が外壁の汚れの浄化も手伝ってくれるし。やっぱ好きです。
木部は、柱とか梁部分ですが、これは無垢の芯持ちを使ってる。色はキシラの一番明るい色です。これも濃い色の方が、もちろん対候性が高いわけですが、こうやって、しっかり軒を掛けて、雨・紫外線から一歩入ってるとやっぱり持ちが違うと思います。ただ、6月は、雨と紫外線が交互に来ますので、OBの皆様!手を入れていただけると嬉しいです。
和室が30cm上がってるんですが、この高さ絶妙に良かったとおっしゃってました。下の収納を出来るだけとって、程よい高さと言うことで、設計打ち合わせ時に超悩んだところではありますが、非常に喜んでいただいてうれしかったです。
リビングの窓前、今全部引き込んでますが、障子が左右2枚づつ壁の中に収納されてます。和室前も、建具3枚が扉付の壁内に収納されてるものです。
建具自体のそりなど心配なところだったんですが、すごく良い状態でした。
北側の階段部分。リビング正面側と対面の窓。窓にかかる感じで階段があり、いい感じの低さでペンダントライトが下がってます。素敵。
こちらのお家では、床にカバ材を使ってるんですが、これを絶賛されておられました。色も足触りもすごく好きとのこと。カベは、玄関だけ塗り壁にしましたが、その他はパルプに珪藻土を付けた、アースウォールを使っています。脱ビニールですから、空気環境がホントにすがすがしいです。
それと、思ったのは、新築建物は1年目が非常に大事です。緩やかに建物を環境に慣らして頂いたので、本当に木の痩せやクロスの隙が出てないです。アースウォールは、とにかく隙間が出来るんですが、全然大丈夫だったし、床暖房がついてるんですが、1年目は我慢していただけたおかげで、床も狂わず。最初の年が肝心なのかもです。次の年には、もうかなり気化が終わってるので。
かなりの広々リビングで、リビング階段もあるんですが、ファンヒータ1台で暖かかったとのこと。住まわれての感想で、やはり暖かさがいいと言ってくださるお施主さんが多くて、それは嬉しいです。色々有るけど、現場と研究して一緒に勉強しての賜物だなあと、改めて現場の棟梁はじめ各種職人さんに感謝。難しい要望も一緒に考えてくれてありがとう。
玄関に置いてある作品群の皆さん。素敵です。
四角い小箱。これ私超好きなんです。同じの頂いちゃって、事務所の飴ちゃん入れに使ってます。
写真が下手ですみません。よしだ事務所で、石山商店街の夜市に合わせて、作品展をお願いしようかな。とか思ってます。すごい素敵。写真で見るのと実際見るとの全然違うんですよ。迫力ある作品、繊細な作品。
とお施主さんの作品の話になってしましましたが、お住まいを大事に使っていただいて、愛情注いでいただき、嬉し限りです。丁寧にみんなで頑張った現場の日々が思い返されます。次1年点検にも色々気づいた点を教えてください。勉強になりました。ありがとうございました!