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2022/01/13 [南郷全面リフォーム]

断熱リフォーム工事のご説明

あけましておめでとうございます(笑) 遅くなってすみません。今年もよろしくお願いいたします。

1月2月3月は、美容室の改修と、京都で新築、大津で新築が始まるので現在設計準備中です。

今年も、現場の皆様、お施主様どうぞよろしくお願いいたします。

さて、ちょっとお問い合わせあったので、全面リフォーム工事というのは、どんな風に工事が進むのかという事を、写真使ってご説明します。

今年こそは寒い家を脱出したい!家事導線を変えて家事を超楽にしたい!カッコいい内装と、掃除が楽な生活に変えたい!などございましたら、参考にしてみてください。


リフォーム現場の建物は、築19年ぐらいです。続き間の和室広々あって、その和室を使いこなせていない。水回りが不便。寒い。収納が不足で家事がしにくいなどです。水門の近くのため、外壁にカビが生えてカビが落ちない状況。周囲のおうちはほとんどが、水門側に全部コケがついちゃってます。

写真では見えにくいんですが、こちらの面が黒くなってしまってます。また12mmの当時のサイディング釘打ちのため、一部脱落も起こってます。

以前の間取りはこんな感じです。

よしだ初期ラフ提案は、これです。これ以外にも案作ったんですが、こちらをベースに行こうとなりまして、方針が決定いたしました。書かれてませんが、構造も再設計してます。また、1階の全面改修がメインになるので、階段を廊下に出しまして、断熱性を高めようとしています。家事をしやすく、収納をしやすくしています。

出来上がりは以前のブログにUPした通りでして、ちょこっとさかのぼって、お写真見ていただければ幸いです。PDFにイメージだけつけてますのでそちらも参考にされてください。

では解体について。

外壁については、間取りを変更するという方針もあり、窓の位置が変わるので、すべて撤去いたしました。

以前の窓もペアガラスではあったんですが、窓の性能が低いため、すべてサーモスXに変更いたしました。


以前の窓の状況。構造材に劣化はなく、非常に良い状態ですし、梁のサイズも十分でした。土台、大引も問題なく使える状態です。

筋交いで壁を持たせる形での設計ですので、気密をとるためにも改修部分全ての外周にノボパン(構造用パネル)を貼り、防水シートも貼替。断熱も入れ替えました。


完全に外周部の壁と胴縁と断熱材を撤去した状況です。構造自体は非常に状態良くて、数も十分でしたので、構造設計も非常にやりやすかったです。


新しくノボパンを貼ります。これだけで相当の気密が出ます。そして構造耐力的にも全面で支えるので安定します。

以前の断熱材は、10kグラスウール50mmだったので、これを撤去して、アクリアネクスト14k85mmを充填します。

新築では、柱、間柱に直で石膏ボードを打つのですが、リフォームの場合は、柱の狂いとかが若干出てますので、胴縁を打ってたちをあわせます。

これが新しいサッシでサーモスXのLowEアルゴンガス入り、ペア。熱還流率1.53です。


忘れてました。床部分の断熱です。以前は、グラスウール系のボード断熱材30mmだったので(当時は全部そんな感じです)

これをミラフォームMKS熱還流率0.028、65mmに入れ替えました。床の冷えと隙間をを完全に止めないと寒いなーとなります。

下屋の天井と、2階の天井ですね。1階下屋はすべてアクリアマット14k155mmに入替まして、2階の大屋根は点検口から入って既存断熱材の上に追加していきました。

玄関ドアです。こちらもK2仕様の熱還流率2.33のものに変えております。2階はサッシ取り替えず、内窓インプラスをつけております。

以上、サーモスXのサッシ、玄関ドア、内窓インプラス、床、壁、天井断熱材すべて、今回はグリーン住宅ポイント利用対象となっておりまして、さらに税控除対象にもなり、税金が戻ってきます。

今年もまた断熱工事に対して補助金、税控除などあるのでご利用お勧めします。

紺色のガルバにかわりました。形は以前のままですけど、亜鉛メッキ合板ですから、ジャーっと洗っていただけます。耐久年数は30年のため、外壁のメンテに気を回さなくていいのは気楽ですよね。

中の出来上がり状況。ネコちゃんの棚、上部に猫ちゃんの休憩場所などもあります。

お勉強のデスクは、お子さん二人仲良く使えるように半分こです。ランドセルも入ります。

小さく和室を作り直しました。当時の欄間と床柱はそのまま再利用。上手い事おさまったなあ。下に抜け穴あるんですけどネコちゃん用です。大きい開く襖は、お仏壇が入る軸回しになってます。ジャストサイズでした(汗)


最後に猫ちゃんです。いや、めちゃ男前やん。女の子かな。解りませんが。

と癒されたところで終了です。そんなわけで、リフォームこんな風に進みますという簡単なご説明です。極力補助金活用して、もう一度断熱と構造と、使い勝手見直し。住みよく温かく生活されてくださいませ。

お役に立ちましたら、幸いです。今年も皆様よろしくお願いいたします!