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2023/06/29 [お知らせ]

【築70年古民家リノベーション完成見学会】 大津市7/22(土)


おはようございます。古民家の全面リノベーション工事の見学会開催します。

現在のご予約は、3組様です。完全入れ替え制ですので、ご希望の方は、吉田までご連絡ください。

田舎建ての伝統在来で、70年以上の非常に立派な古民家です。

こんな立派なおうちが滋賀にはたくさんありますね。

リフォームのご要望で一番多いのは、寒さ対策だったりします。

そこを重点的にしながら、家事をしやすく、体に優しい素材で、明るく住みやすいおうちにしたいな。

と思っております。


なーんも無くなっちゃっています。

1階のかつて通り土間があった部分になります。お分かりになるように、構造的な支えが、

柱に頼っている状況です。これを、耐力壁で支えていくために、新たな耐力壁下に基礎を作ってます。

長ーい建物は、X方向は耐力壁が足りているのですが、Y方向が少ないので、

特に重要なブロック下に耐力壁を作っていく形です。



基礎を作りながら、大引きのレベルを出しつつ束建て中です。

真ん中のテーブルに集まって、監督や業者さんやお施主さんと打合せしていくんです。

なんか。リュックがボンっておいてありますが。あれは吉田のです。めっちゃ詰まっててパンパン。



基礎と束が出来て、大引きや土台を入れたら、剛床にしていきます。

床の断熱材も新たに入れ直し。黒のテープは気密を高めています。

これが入ると、床からの冷気は無くなります。仕上げの床材は信州産の松を貼ります。



古民家ですから、土壁なんですね。そしてこの上にボードを貼っていた状況です。

土壁がだいぶ下がったりして隙間が結構空いてます。冬は寒かったと思います。土壁の優秀な部分はあるんですけどね。

寒い、熱いお部屋は日常的に活用されなくなりますから、空間としてしっかり断熱遮熱しないともったいないです。


結構壁や床の水平垂直くるってますので、それを地道に直していく下地の作業です。

古いおうちは大体外側に壁が開いてて、床は外側に下がってます。

これは普通の事なので、特に問題は無いんですが、この際レベルを直していきます。

そこにぎゅうぎゅう~っと断熱材をいれました。

土壁が入っているので、入る厚みの断熱材を場所ごとに変えてます。しっかりシートの耳をだして、

足元のシートも床と合板の間に挟むようにするのがポイント。隙間がなくなります。


さらにこんなキンキラの断熱シートをさらに貼ってます。よくキャンプなどで下に敷くやつですね。これの現場用があります。

薄いけど非常に優秀なので、特に冷えが来る外壁の方に貼りまわしています。

これで寒さ対策、暑さ対策することで、省エネになるという感じです。


1階もこんな感じです。天井にすごい梁がでてますが、大工さんがめちゃ苦労しておられました。

これ、吉田的にはどーんと見せようと思ってたんですが、梁の上部があまりよろしくないのと、

掃除が大変そう。しかも寒くなりそう。ということで、半見せになっております。

でもなかなかの存在感でございます。


梁の周りもしっかり気密テープで押さえて行ってます。

写真が下手ですみません。吉田が撮影のため、非常に斜めっていますが。

実際の建物の壁の狂いは全て補正し、水平垂直がでております。

まだまだ現場は過渡期ではありますが、

このおうちがどんな感じになるのか、興味のある方は吉田までご連絡くださいませ。

見学会のご案内、時間割、場所などお知らせいたします!

(※おかげさまで大好評のうち終了いたしました)