BLOG
2009/06/08 [未分類]
長期優良住宅
6月4日に施行された「長期優良住宅普及促進法」ですが、
ここに到るに当たって、
非常にややこしい社会背景があります。
建築業界は、この何年間の間に、法改正によって振り回され続き、
例の改正基準法(2007年)には、建築不況も招いております。
その後、建築士法の改正。また、品確法の促進の流れによる、
住宅瑕疵担保履行法と、今回の長期優良住宅普及促進法。
等々です。
それらが法律で決まることによって、従来からありました、
「住宅性能保障」は移行し、「住宅性能評価制度」は一部充実した。
という非常にややこしい内容になってます。
設計事務所としては、その度に勉強会等々に参加し、
押さえているわけですが、施主に対して、1年前と今年とではもう既に違う。
去年はこれが最善で、今年はこちら。
2007年と、2008年と2009年のお客様では、変わってくる。
という急な流れがどうなのかと。
また、国交省に迷いは禁物だと思うわけです。
例えば、「4号特例(通常の木造2階建)の見直し」と言う通達が、
過去あったわけですが、
それを出すに当たって、国交省としては正当な理由があったのだろうと。
有識者にもヒアリングして出したのであれば、きちんと進めて欲しい。
と言うのが当事務所の考え方です。
年末にこの件は、「2009年6月に先送り」となりましたが、もう6月ですから、
はっきりさせて欲しい。
だんだん、良くなる分には問題ないですが、早く白黒つけて欲しいところです。