聞き捨てならないニュースですが、長期優良住宅の補助金先着5000軒100万円というのも、この21年度補正予算の未執行分に当たるのです。

まさか今更取り止めは無いと思うのですが、慎重に対応していかないといかんな。と思ってます。

しかし、どの程度補正予算止めるんでしょう。経済にやっと明るい兆しが出てきたのに、この１年の経済対策に使った予算も、どぶに捨てるような事に成らないといいけど。

２０年の秋以降、地元建築業界では、大手不動産会社が倒産し、それを目の前で見、次はあそこ、その後こっちだろう。みたいな憶測がかなり流れ、大規模な集まりがあれば、地元工務店の経営者の皆さん不安な話ばかりでした。

だけど、大丈夫だった。一つには、銀行が融資をストップしなかったと言う事がまず有ったと思います。銀行が、前の不況時と同じ対応であれば、完全に中小工務店は何社も廃業になったはず。その後カンフル的な経済対策により、消費意欲が復活。同時に減税、補助金によって市場は動きました。

話は戻りますが、建築業界は、H２０年秋に到るまで三段階で落ちてます。H１９年６月の法改正。石油の高騰による資材の値上がり、世界同時不況。

設計事務所としては、時流に乗って淡々と仕事するのみですが、周りの同業者・技術者の皆さんの職が突然失われてしまうのは、やっぱり建築業界にとっても大きな損失だと思うのです。

経済が失速しない事を祈るのみです。