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2009/09/17 [光を掴む家]
新現場スタート
滋賀県の場合は、比較的土地が広くまた形状も四角い場合が多いのですが、この辺りでも人気の文教エリアは、やはり値段が高く、密集地でもあり、土地のサイズも比較的小さいです。
この土地の難しい点は、東・南・西を2階建ての建物に拠って囲まれている事。南北に長い土地である事です。
やはり、一番の課題は光をどの様に取り入れるかに尽きるとおもいます。某社と競合してましたし、プラン勝負でまずご要望を満たす事。もちろんご要望にない、サプライズを取り入れる必要が有ります。コストも掛けてはいけない。
その中で、2階リビングは誰もが出す答えです。しかし問題は、南北に長い建物であると言う事。東から光をとる考え方は簡単ですが、出来るだけ避けたかった。東のハイサイドを取れば、夏暑く、冬寒いリビングになるでしょう。
この土地は北側道路で、北の見通しは良好です。必然的に2階の北側がリビングになって来ます。しかし冬寒いリビングにしてはいけない。冬南の光をトップライトではなく、床に緩やかに落とすには・・・・。出した回答がこれです。
午前中から光が入り始め、日中は、太陽の光が床に落ちます。お客様のご要望で3階にもバルコニーが欲しいとの事。当初あった北のバルコニーを止め、2階南角・3階にバルコニーを。そのバルコニー自体を、集光出来る様に組み立てた訳です。全貌はいずれ、小出しにしていきますのでお楽しみに!
現在の現場の状況です。
根入れが深いでしょう?これは給排水管をさや管で通してやるためです。厚手のビニールは完全に湿気が逃げないようになっています。シートが曇ってるのがお解りでしょうか?これだけ湿気が上がっているのです。明日、配筋検査です。
構造見学会が10月11.12日に有りますので、是非来てください!