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2009/10/07 [デッキを囲む家]
スウェーデン式サウンディング試験とは?
木造住宅では、ほぼこの方式により地耐力を調査する事が多いです。
先にスクリューの付いた鉄棒を徐々に荷重をかけつつ、地面にねじ込んでいきます。そうすると軟弱地盤に当たると自重でめり込んでいきます。沈み方も、ゆっくりであればある程度の地耐力はあるのですが、早く沈む場合これは完全に軟弱地盤と言う事になります。
その軟弱地盤が途切れつつ現れる場合、連続して現れる場合がありまして、連続してくるとこれは、地盤改良決定です。
地耐力は30kN/㎡必要ですから、その為に、例えば表層改良(2m位全体の土を掘り起こして、凝固材を混ぜ再度充填)、柱状改良(直径60cm程度の柱状の杭を良好な地盤まで伸ばしてやる)、鋼管杭、基礎の配筋の変更(スラブ筋をダブルにします)などで対応します。
地盤改良がある・無いは今までの経験上、5分5分です。大型開発地などに建てる場合には、開発時に地耐力も考慮されている場合も多く、改良はそれほど心配ありませんが、過去田んぼだった。水路が近い。琵琶湖の埋め立て地だ。元傾斜地だと言ったようなエリアでは地耐力は、出にくいです。
ただ、10月1日から「瑕疵担保履行法」がスタートし、地盤に対する保障の項目も厳しく取り扱われてますので、今後住まれる上で、安心出来る改良方法を実施して参りますので、大丈夫です!