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2023/09/28 [菩提寺の家]
長期優良住宅について
今日は朝から配筋検査でした。
長期優良住宅の耐震等級3を取得してるので、
配筋量は非常に多いです。
今日も現場でそのこと話してたんですが、
長期優良住宅だから多いというわけではないんですね。
一般の簡易壁量計算では見ない重さを、こってり見てるわけです。
今の住宅は、昭和の住宅と全く違う荷重になります。
屋根には太陽光が乗り、断熱材も昔と比べ物にならない重さがあり、
サッシもペアかトリプルでサイズも大きく重いです。
外壁も昔みたいな軽量モルタルではないわけです。
そのあたりの重さを勘案して、一般木造の構造計算の1.5倍をみます。
梁も当然大きくなりますから、さらに荷重も増え、
柱・梁にほぞを欠損させますが、その欠損も計算に加えます。
その荷重を揺れに勝たせるために耐力壁を配置していくので、
非常に倍率の高い硬い壁がたくさん必要になる。
その強い壁は建物を揺れないように固めようとするので、
基礎に非常に強い負担がかかるんですね。
通常の基礎構造とかなり違う理由は、木造の上の部分の荷重計算と、
それを維持させる耐力壁によるものなのです。
揺れが起こった際に、非常に強く引き抜こうとするので、
基礎が弱いと、割れてしまうのです。とまあ、簡単に言うとそれが理由。
話は飛びまして、
設計中の建物打合せが昨日ありました。
最近、赤で薄くプリントして、上に鉛筆で書いていくとわかりやすい。
と言う事を発見しまして、プランを赤色でプリントして、
打合せで使ってます。吉田の字は下手だなーと思われた方、すみません。
設計は中身重視で神庭って行きますので、大目に見てください!
そしてこういう感じでスケッチつくりまして、
設計図に進んでいくという段取りでございます。