春から打合せを重ね、夏に着工した現場が本日引き渡しを迎えました。

そても閑静な素敵な住宅街にある築37年の木造住宅です。

リビングの大きな窓には障子。紅葉が見えます。

ソファ後ろの出窓は、和紙ブラインド。明るい色目で。

壁は珪藻土の優しい色味。床は信州産の栗です。

カリモクさんのテーブルとイスも届きました。

向こうに見える扉はふすま返しになっていて、お仏壇と仏具セットが入ります。

キッチンもナチュラルな色味。こちらはクチーナ大阪のオーダー

キッチン横の窓にも和紙のブラインド。うっすらとお庭のグリーンが見えます。

ここは元和室で。お仏間と床の間がありました。元の面影は全くなくなりました。

キッチン横は玄関とつながっています。引き戸は2400なのですっきりみえます。

玄関ホールの向こうにもう一部屋あって障子が見えていますが、

こちらが主寝室になります。

キッチンバックはタイル貼ってみました。

明るいグレイの砂岩調600×300の馬目地で。

目地も明るめのグレイなので、さりげなく優しい雰囲気。

玄関ホールから、キッチン通路に抜ける引き戸見たところ。左側の扉はリビングにつながります。

建具はすべて2400の上吊で、床には見切りはありません。枠もないタイプ。

玄関正面は、昔のおうちにもあった絵画を飾るスペースをそのまま再現。

玄関飾り棚横には、階段があるのですが、

北向き階段上の大きな窓の冷気を遮るために、階段の一番下に引き戸を付けました。

玄関入った正面に、階段が見えないので、すっきりした空間に。

落ち着きのある主寝室は、元キッチンです。

壁付けのキッチンがあって、真ん中にテーブルがある形でした。

以前は、お客様の食事はリビングにお盆で運んでいたそうです。

リビングとキッチンを引っ付けることで、

クローゼットをしっかり確保しつつ、広い主寝室ができました。

主寝室にも窓に障子をセットしました。

障子を開けると外のグリーンが見えます。

↓そしてこれが解体時の様子。

今回のご要望としては、

■高気密高断熱住宅に生まれ変わらせたい。

■1階のスペースのみで生活を完結させたい。

■ナチュラルで温かみのある空間にしたい。

と言う事でした。1階を完全にスケルトン状態にして

古い断熱材を捨て吹き付け断熱にして、サッシを外し、

玄関、お風呂も断熱タイプに変更いたしました。

キッチンも念願のペニンシュラタイプになり、

お料理大好きな奥様に喜んでいただけるかなと思います。

お打ち合わせも毎回楽しく。お施主様の明るいお人柄と、

温かいお心遣いに癒された日々でした。

現場から離れるので、ちょっと寂しいですが、

また1か月点検時に、工事担当の中島さんとお邪魔しますので、

近況などお聞かせください。

本当にありがとうございました。